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全日本曲技飛行競技会とレッドブル・パイロット

今日のこの記事は是非F1ファンにも読んでほしいものだが(F1ネタがけっこう混ぜてある)、F1から戻って来て、すぐに11日に福島に向かい「第一回 全日本曲技飛行競技会」と言うのに行って来た。記念すべき日本初のアクロバット飛行の選手権だ。

福島スカイパークにガレージ中にあったレッドブル・エアレースの看板福島の兄貴からの誘いだったが、実のところ鈴鹿もあってこのスケジュール調整が非常に難しかった。その大会でゲスト的にショーをする予定の室屋義秀と言うレッドブル・エアレースに参加するパイロットが目的だったが、しかし、俺は間違いなくツイてなかった(笑)

予定では、11日の14時50分から室屋氏のエアショーだった。既に現地には12時30分には着いていたが、駐車場に向いながら、やたら帰ろうとする車が目立つ。嫌な予感がしたが、それは当たる事になった。晴れてはいたが、午前は雲が低いと言う理由で競技の方がずっと出来ないまま、室屋氏は場繋ぎで先に飛んでしまったと言う事だった。

鈴鹿からとんぼ返りして、東京から車で片道3時間・・・俺はここに何しに来たの?みたいな感じだった(苦笑)

しかし、写真だけは前日兄貴が撮影したものをもらう事になった。その前日とはちょうど鈴鹿の決勝の日だったが、福島に住んでいる兄貴と姉さんは午前だけ写真を撮りに来ていた。姉さんの目的は、実は鈴木亜久里氏だったが(これはあとで説明する)、運よくその時に室屋氏が飛んだらしい。

2010.10.10 ふくしまスカイパーク2010.10.10 ふくしまスカイパーク、お祭り

兄貴の話しでは、写真でわかるようにこの日曜の朝はすんげぇ霧で、この室屋氏の飛行とは、その天候のテストのようなものだったらしい。だから全くの予定外の飛行で、その為にショーに使われるスモークは使われてない。

2010.10.10 ふくしまスカイパーク、お祭り

兄貴の写真を借りているだけに、イタズラ的に兄貴の”コピーライト”を入れておいたが、実は兄貴はこのサイトで写真を紹介してほしかったらしい。
K-5記事で紹介したLibertyのK-xの写真を本当に沢山の人に見てもらう事になったが、それを聞いて、兄貴が「おめぇのサイトに俺の写真も貼ってくれ」と言った。Libertyの写真が沢山の人に見てもらえたのは、たまたまK-5の発表と言うイベントが重なった事もあったが・・・とにかく、兄貴の写真も見てやって下さい。じゃないと、俺が文句言われるから・・・(苦笑)

2010.10.10 ふくしまスカイパーク、お祭り

しかし、兄貴と姉さんの真の目的はこれだった。実は、この日の早朝は、ミッレミリアと言うクラシックカー・ラリーが福島スカイパークに寄る予定になっていた。それに鈴木亜久里さん(写真右)が参加していた。実は亜久里さんのコドラは松浦孝亮選手だ。知らない人に説明すれば、亜久里さんは、元F1ドライバーで、スーパーアグリと言うチームを率いてF1参戦までしたモータースポーツに本当に貢献し続けている人だ。また松浦選手は過去インディに参戦したり、今はスーパーGTで人気のエヴァ車のドライバーだ!

姉さんからもらったミッレレミリアの応援旗。アルファロメオがオフィシャルスポンサーだった。

姉さんからもらったミッレレミリアの応援旗。
アルファロメオがオフィシャルスポンサーだった。

姉さんのサイトを知ってる人なら、兄貴と姉さんが亜久里さんの大ファンである事は承知だと思うが、亜久里さんはこの日は鈴鹿にも行かず、ここで走っていた。姉さんたちは午後は鈴鹿のF1を見る為に家にすぐに戻ったそうだが、3連休とは言え、鈴鹿とミッレミリアが重なって苦しかった人もいたかもしれない。

しかし、兄貴と言う人は、今回の可夢偉の鈴鹿の活躍を見ても、「おめぇ、亜久里は鈴鹿の表彰台だぞ」と亜久里・日本人最強説を今でも言ってはばからない人だ(笑) あの時の鈴鹿は、セナとプロストの接触クラシッュがあったり、マンセル、ベルガー、上位陣が全てリタイアに追い込まれたレースであったが、それでも確かに母国のF1表彰台に上がったのは亜久里さんだけだ。

その他にも、兄貴たちは気付かなかったようだが、P-WRCで世界チャンピオンになった新井敏弘氏がコドラでポルシェ356スピードスターに乗り込んでいたらしい。

ここからは10月11日に自分が撮った写真。

spectators

皮肉な事に室屋氏の飛行が終ったあとから天気は回復し、素晴らしい天気になった。しかし、あとから聞いた話しだと、競技の為には風が強く厳しい一日にもなったようだ。空の競技だけに観客全員が上を向いていると言うのも、何か新鮮なものに感じた。

Competition aircraft

飛行機の写真は難しい。空が舞台だけに、真っ青な空に飛行機がポツンと浮いていても、動画でない限り、何かつまらない写真に個人的には見えた。今回の競技演技とは上空450メートルと言う高いボックスで行なわれ、スモークも出されない。

Sky is the limit (写真集) に室屋選手のサインをもらう

Sky is the limit (写真集) に室屋選手のサインをもらう

この会場に来ていた室屋氏の撮影カメラマンである今原さんも、こういうボックスでは殆ど写真撮らないと書いていた。実はこの今原さん、F1に参戦する山本左近の写真も撮り続けていた。

;;report::  Taro Imahara Official Website

9月に今原さんが撮り溜めて来た室屋さんの写真集が発売になった。Libertyさんはしっかりそれに室屋さんのサインをもらって来る事になった。

Competition aircraft

カメラのレンズがあったお陰で、肉眼で見ているより競技をはっきり把握出来たのは助かった。殆ど俺たちのレンズは双眼鏡代わりに化していたものの、滑走路を行く飛行機なら、車と同じように流し撮りが出来る。シーズン中は、F1の空力テストはこういう直線だけのコースやエア・フィールドでは許されているが、撮影しながらそんな事を考えたりもした。この黄色の飛行機はエクストラ200と言う機体。

Competition aircraft

これはスバル(富士重工)の飛行機と聞いた。車ではスバル・ファンではあるが、こういう小型の飛行機にあまり知識がない自分には、見るものが全て興味深い対象だった。

Competition aircraft

これは非常に愛らしい飛行機だった(笑) 悪い言い方をすれば古くさい飛行機にも映ったが、しかし、それが何とも言えない愛嬌を添えている。
このピッツ・スペシャルと言う機体は、アクロバット飛行に長く用いられて来た機体で、1944年に初飛行、1960年代からアクロバットで活躍をしていたそうだ。今では日本ではあまり見られない機体とも聞いたが・・・。

Competition aircraft

そして、今回、自分はこれが飛んでいるのは見てないが、ロシアの戦闘機メーカーが作ったアクロバット機、スホーイ26。室屋氏のサイトの記述によれば、圧倒的なパフォーマンスも持ち、世界選手権でも活躍した飛行機と言う。室屋氏はこの飛行機とレッドブル柄のエクストラ300Sでショーをしたらしい。室屋氏のPicasaでは、今回のショーで今原カメラマンが撮影したこの機体が飛んでる写真が見れる。

この機体の前部横には「風賊」と書いてある。兄貴は、「イカって書いてあるのか?」と真顔で言っていたが、イカは「烏賊」っす、兄貴・・・(笑)

Competition aircraft of Redbull

そして、現在この表紙を飾っているレッドブル柄のエクストラ300S。これが飛んでるところを一番見たかったが、室屋氏のサイトにあった飛行機の説明は面白かった。これらの飛行機の重量とはF1マシーンとはほぼ同じものも多い。そして、最高速度はそれより約100㎞/h速いわけだが、エンジンは360馬力しかない。当然、空中飛んでるものとタイヤがあるものでは全く違うだろうが、F1でも重視される空力を思えば興味深い。アクロバットの飛行機には横転率と言うパラメーターがあるのも目をひいた。しかし、エアレースと言う究極的なレースでGとかどれほどパイロットに掛かるのか、考えるだけでも恐ろしい世界だ。

去年の日本GPの前には、このふくしまスカイパークで、デビッド・クルサードが駆るF1マシーンと室屋氏が駆るエクストラ300Sが共演するイベントがあった。レッドブルJPの公式サイトでもその記事を読む事が出来る。

vapor trail

この福島上空と言うのは、飛行機がマジで多い。いや、視界で捉えられる飛行機が多いと書くべきか? あれが競技飛行機か?と追っていると、実はジェット機だったりする事も多かった。須賀川の空港か仙台空港のものかはわからないが、飛行機雲もかなり見る事になった。しかし、飛行機が飛ぶ・飛ばないは別として、この場所の気持ちの良さは格別だ。電線もなく、草原や丘が広がり、山の上にあるだけに見晴らしも最高だ。

この室屋氏のショーは、福島では今週末も見れるチャンスがある。今度は、ユルギス・カイリスと言うパイロットも参加する。行きたいものの、俺たちが鈴鹿の翌日と言う強行軍でここに来たのは、当然、今週末に予定があるからだった。Libertyさんのお袋さんの三回忌がある・・・早いよね。

最後に、Libertyさんが撮影した室屋氏のショット。

Yoshihide Moroya

日本では、世界で活躍するパイロットと言えば、F1ドライバーが真っ先に浮かぶのかもしれないが、室屋氏のように、また別の乗り物で世界に飛び出して活躍する人もいる。室屋氏の武勇伝も素晴らしい。アルバイトで金を作っては2ヶ月はアメリカに渡り、そこで訓練を積む。働いては資金を注ぎ込んで、自分の夢を追い続けて行った。

どんな世界においても、そこでじっとしている人には絶対にチャンスはやって来ない。チャンスとは自分で動いて掴みに行くものだ。彼らの話しはいつも自分にそう教えてくれる。

また室屋さんの写真を撮りに来るつもりでいる。

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From FR. Lexia
この記事を纏めるのに、思いのほか時間が掛かった。写真が多くて重かったら申し訳ない!

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